人材紹介 Salesforce 事例|”入力するだけの Salesforce” から脱却。スパークルキャリアが進めた 再現性ある組織づくり
| 社名 | スパークルキャリア株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 人材 |
| 従業員数 | 〜10名 |
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区南本町 |
| URL | sparkle-career.co.jp |
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Interviewer
五十畑 光二
株式会社リフトオフ 代表取締役
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Interviewee
藤原 亮太
スパークルキャリア株式会社 代表取締役
Background
導入背景
当社では創業初期から Salesforce を導入し、積極的に IT 投資を進めていました。
理念経営や組織づくりを行う上で、IT の活用は必要不可欠だと考えていたからです。
ただ、事業が成長するにつれてシステムが増え、それぞれが連携しきれず、徐々に運用が複雑化していきました。
本来は業務効率化のための IT であるはずが、気づけば「データを統合するためにシステムを触っている」ような状態になっていました。
Salesforce も、"入力するためのシステム" になってしまっていた感覚があります。
営業戦略や経営管理は日々変化していく一方で、IT が追いついていませんでした。
結果として、仕組み化された経営ではなく、"量を追う経営" に戻ってしまっていた部分もあったと思います。
Challenges
「このままでは限界が来る」と感じていた
経営アイデア自体は、以前から数多くありました。
「こうすればもっと良くなる」というイメージも持っていましたし、実現したい組織像も明確でした。
ただ、それを実行する方法の多くがアナログだったんです。
人が増えれば対応できるかもしれない。でも、それでは再現性がありません。
特に、人材紹介業では求人管理や契約管理など、ミスが許されない業務も多くあります。
このまま組織が拡大していくと、どこかで限界が来る。そんな危機感がありました。
一方で、世の中には便利なツールもたくさんあります。
ただ、「ツールを導入すること」と「実際に組織で機能すること」は全く別でした。
何を優先するべきか。どこまで仕組み化するべきか。
そこが整理しきれていなかったと思います。
Concerns
運用を変えることへの不安もあった
もちろん、最初から「これでうまくいく」という確信があったわけではありません。
実際、現場の運用を変えることには不安もありました。
入力ルールを統一したり、業務分担を変更したりすると、一時的に現場負荷が増える場面もあります。
これまで各自のやり方で進めていた業務を整理するのは、簡単なことではありませんでした。
ただ、その中でもリフトオフさんは、「なぜこの運用にするのか」という背景まで含めて丁寧に整理してくれました。
単にシステムを作るだけではなく、業務全体を見ながら設計してくれたことで、少しずつ社内でも共通認識ができていったと思います。
結果として、"システム導入" ではなく、"組織改善" として進められた感覚がありました。
Why Liftoff
リフトオフに相談した理由
課題を感じる中で、さまざまな会社や情報に触れていましたが、私たちが必要としていたのは、単なるシステム構築ではありませんでした。
必要だったのは、
- 今の組織に本当に必要なものは何か
- どこから優先的に整備するべきか
- どこまで運用をルール化するべきか
といった、経営視点での整理だったんです。
その点、リフトオフさんは、Salesforce の機能説明だけではなく、過去の事例や他社パターンも踏まえながら、一緒に優先順位を整理してくれました。
「これは今やるべき」「これは後回しでもいい」――そういった判断軸が明確になったことで、頭の中がかなり整理された感覚がありました。
また、システムだけではなく、組織や業務フローも含めて相談できた点にも安心感がありました。
我流ではなく、経験に基づいた選択を一緒に考えてもらえたことは大きかったですね。
Project
Salesforce を "組織の中心" に再設計
特に改善したかったのは、以下の 3 点でした。
- 求人掲載スピードの向上
- 営業生産性の向上
- フォーキャスト精度の向上
人材紹介業では、求人数や掲載スピードは非常に重要な KPI になります。
以前は、営業担当が情報を抱え込み、求人掲載までに時間がかかっていました。
そこで、企業情報を簡易入力できる仕組みを整備し、営業担当は「求人発掘」に集中。掲載業務は別チームが対応する形へと業務分担を見直しました。
さらに、Salesforce と求人媒体を連携し、候補者・企業・求人情報を一元管理できる環境を整備しました。
これによって、
- 情報共有
- 掲載進捗管理
- KPI 管理
- ダブルチェック
- 伝達漏れ防止
などが改善され、求人掲載スピードも向上しています。
以前は毎月まとめて掲載していたものが、現在では毎週単位で動かせるようになりました。
Outcomes
「見える化」が、組織の行動を変えた
Salesforce のレポートやダッシュボードを活用し、各種 KPI をリアルタイムで可視化できるようになったことも大きな変化でした。
以前から営業数字などは確認していましたが、
- 各施策の進捗
- ToDo 管理
- 契約締結状況
- ボトルネック
などは感覚的な管理になっていた部分もありました。
ただ、数字が明確になることで、社員一人ひとりが優先順位を意識して行動するようになり、行動量にも変化が見られるようになりました。
「見られている意識」が、良い方向に働いた感覚があります。
また、これまでスプレッドシートで管理していたフォーキャストも、Salesforce 上でリアルタイムに確認できるようになりました。
感覚ではなく、再現性を持った組織に少しずつ近づいている実感があります。
"攻め" だけではなく、"守り" の面でも効果を実感
Salesforce 導入による効果は、営業効率化だけではありませんでした。
例えば、
- 契約締結漏れ
- ToDo 漏れ
- 情報共有ミス
- 「言った・言わない」のトラブル
なども減少しています。
人材紹介業では、求人や契約管理など、ミスが許されない業務も多くあります。
そのため、Salesforce 上で業務プロセスやステータスを整理できたことは、経営面でも大きな安心感につながっています。
また、組織拡大を見据えた際に、管理部門だけを増やしていく状態にはしたくありませんでした。
今回の取り組みは、単なる業務効率化ではなく、"将来を見据えた仕組みづくり" という意味合いも大きかったと思います。
Outlook
今後の展望
現在は、さらなる自動化やデータ活用も視野に入れながら、運用改善を進めています。
まだ手作業や属人的な業務も残っていますが、Salesforce を軸に業務設計を行える "土台" が整ってきたことで、新規事業も含めた中長期の戦略も描きやすくなりました。
今後は、Salesforce と外部システムとの連携強化やデータ蓄積を進めながら、さらに再現性の高い組織づくりを進めていきたいと考えています。
以前は、「便利なツールを導入すれば解決する」と考えていた部分もありました。
ただ実際には、優先順位や業務設計の整理が非常に重要だったと感じています。
その点を、リフトオフさんと一緒に整理しながら進められたことは、非常に大きかったですね。
今後も、目の前の課題だけでなく、中長期的な視点も含めて、一緒により良い形をつくっていきたいと思っています。